アグリコの福原さん

2011年7月12日 @ 07:07 PM
minamigawa

長野県の「アグリコ」の福原さんから沢山シメジを送っていただいた。

シメジは大好きなので何を作ろうかあれこれ迷っている。

ガーリックソテーは外せない、使えない分は冷凍保存して官能テストをしている。

「アグリコ」は長野県駒ヶ根市にある農事組合法人だ。

三重県のしいたけ栽培の農事組合法人「鈴鹿山麓夢工房」の川森さんの紹介で3年ほど前 私が香港出張中にお会いしたのがきっかけだ。

「アグリコ」の福原社長はとにかく型破りでおもしろい。

初めて香港でお会いし日本食レストランで酒を飲んで意気投合した。

福原社長はもともと三菱商事に勤めており脱サラで農事組合法人を立ち上げた。

商事出身だけ合ってスケールも大きい。

敷地面積4500坪にコンピュータ管理された「シメジ工場」では

毎日数万パックのシメジが出荷されている。

きのこの廃培地も無駄にしない.

堆肥にして無農薬でたまねぎも90ヘクタールくらい作っている。

現在、シメジやたまねぎを使った商品開発のご相談もいただいている。

福原さんは海外経験も長くネタは尽きない。常識にとらわれない柔軟な発想はとても勉強になる。

シメジのほぐし売りというのも福原さんが日本で最初に始めた。

ほぐし売りとはシメジの束ねている石突き部分を切り取ってバラバラにし、包装して販売する方法だ。

従来シメジを加工・包装する際にブロックから外れたバラのものは原価以下でしか売れなかった。

このことに福原さんが疑問を抱き開発したらしい。

消費者は料理をするときにはほぐして使う。

最初からほぐして包装して商品化すれば使いやすいし規格外でもない。

石突きもなくほぐす手間もかからず価格は通常品と変わらないので使う側もありがたい。

売り手も買い手も良くて無駄もない。

まさに逆転の発想がヒット商品を生んだ。

いろいろな業界でもこの発想は参考になりそうだ。

  

ちなみにシメジは冷凍するとおいしくなるらしい。冷凍したまま使うのがポイント

ためしてガッテンでもうまみが増す方法として紹介されていた。

自分でも試したら確かに食感もよく、うまかった。


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