天の時、地の利、人の和、工夫

2011年8月10日 @ 12:08 AM
minamigawa

食品関連企業や農業生産者、陶芸家、食品のコンサル、鋳鉄食器メーカー、環境分析の企業、行政関係など様々な方々に集まっていただき先日「オール三重」で中小企業国際化について意見交換会をじばさん三重で行った。

僭越ながら当社の取組みを最初に失敗談を含め紹介をさせていただき、進行役を勤めて各社の取組みや国際化についての考えを話していただいた。

各企業の込み入った内容なのでブログで紹介できないのが残念だが、この後の懇親会も含めいろいろ本音を聞くことができた。中小企業の連携や国際化の研究をすすめていくことで合意した。

        

近年、中小企業の国際化をバックアップも行政側で積極的に行われるようになってきた。

一昨日も知事も参加され海外販路開拓チャレンジ推進事業のキックオフセミナーが津で開催された。

講師の高橋さんを含め知り合いの人たちに沢山お会いした。休日にもかかわらず多くの参加者が詰め掛け各企業の国際化への意識が高まりを実感した。

日本食が世界的ブームになる中、当社と万古焼メーカーさんで連携して地域資源を活かし萬来鍋という商品を開発し「世界中どこでも本格的な豆腐ができる」というキャッチフレーズで鍋や豆乳を海外に販売している。

我々の取組みを経済学者の伊藤元重先生の番組で昨年取り上げていただいた。

番組では、京都の京セラ、村田製作所などの例も引合いに出して伝統産業のモノ作りが残っているところから新しいイノベーションが生まれてくることを可能性が高いことを説明され、モノ作りの集積(クラスター)の重要性を話しておられた。

また戦国時代の剣豪 塚原卜伝の言葉を引用し「天の時、地の利、人の和、工夫」これが現在のビジネスにおいても十分通用する重要なキーワードであるといっておられた。

概ね内容は次の通り

天の時=タイミング ビジネスもタイミングが重要

地の利=ビジネス環境、産地などの優位性を考える

人の和=ネットワーク 一人の力ではできないことも連携力をもって大きな力に変える

工夫=イノベーション 新しい技術や考え方で新しい価値を生み出し変革をもたらす知恵

内需が減少する中、今こそこのキーワードを考える必要がありそうだ。


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